クルマ図鑑No.001 トヨタ・プリウス

トヨタ・プリウスとは?

言わずと知れたトヨタのハイブリッドカー。(最近の呼び方だとHEVですね)

1997年発売の初代ではオーソドックスな5ナンバーサイズのセダンでしたが、
2代目以降は3ナンバーサイズのハッチバックへ。

特筆すべきは3代目で、ガソリン代が高騰していた頃ということもありバカ売れ。
プリウスを見ない日は無いというくらい街中を走り回っていました。
有名になるにつれて「プリウスミサイル」なるありがたくない言葉まで生まれ、
知らない人はいないっていうくらいの車になっています。

4代目はTNGAプラットフォーム採用で乗り心地や走行性能の向上が図られましたが、
前衛的な顔(歌舞伎顔とも揶揄)の影響や、アクアなどの選択肢の影響もあり、
販売台数は3代目程は伸びませんでした。

そして2023年には5代目が発売。
第2世代TNGA採用による低重心化2.0Lエンジン採用による運動性能向上が盛り込まれ、
デザインも含めクルマとしての魅力を大幅に向上させています。

トヨタ・プリウスの価格

日本仕向は全5グレード展開となっており、
プラグインハイブリッド(PHEV)で2グレード、ハイブリッド(HEV)で3グレードです。

4WDはHEVにのみ設定され、2WDに対し220,000円高となっています。

グレード2WD4WD (E-Four)
PHEVZ4,600,000
G3,900,000
HEVZ3,700,0003,920,000
G3,200,0003,420,000
UKINTO専用KINTO専用
※KINTOは契約期間やプランによって金額が変動。

トヨタ・プリウスのサイズ

全車3ナンバーとなるプリウスですが、昨今の大型化したクルマの中では控えめサイズです。
特に全幅は1800mm以下に抑えられており、立体駐車場のパレットにも収まります。

全長[mm]全幅[mm]全高[mm]
460017801430
Uグレードのみ1420

その他最低地上高が150mm(Uグレードのみ145mm)とそんなに低い設定ではないのが意外。
最小回転半径も5.4m(Uグレードのみ5.3m)と取り回し性もGOOD。

トヨタ・プリウスの燃費/航続可能距離

プリウスと言えばやはり低燃費ですが、5代目も十分に良い燃費を叩き出しています。
特にUグレードはWLTCモードトータルで32.6km/Lとなっており、Cセグとしては破格。

一方でPHEVの燃費は10%近く悪化しており、バッテリ搭載による重量増がモロに効いています。

単位:km/L
※[ ]内は4WDの数値
WLTC市街地郊外高速道路
PHEVZ/G26.023.728.725.5
HEVZ/G28.6 [26.7]26.0 [23.4]31.1 [29.3]28.2 [26.8]
U32.6 [30.7]29.9 [27.6]37.3 [34.9]31.2 [29.8]

航続可能距離はこんなイメージ。
HEV航続可能距離はWLTCモード燃費と燃料タンク容量から計算しています。

PHEVはEV走行が出来る一方、タンク容量の小ささ(43L→40L)と燃費の悪さが影響して、
1番航続可能距離が短いという結果になっています。

普段の使用がEV走行距離内 & こまめに充電出来るユーザーでないとPHEVの恩恵は少なさそうです。

単位:km
※[ ]内は4WDの数値
航続可能距離EVHEV
PHEVZ/G1127871040
HEVZ/G1230 [1148]1230 [1148]
U1402 [1320]1402 [1320]
※PHEVのタンク容量は全車40L、HEVが全車43L
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