トヨタ・RAV4とは?
今やトヨタで1番売れているクルマ、RAV4。
全世界での販売台数は100万台を超えており、2023年はテスラ・モデルYに続き2位となっています。
2022年は1位だったので、テスラの勢いを感じますね。
1994年に発売された初代では5ナンバーサイズや3ドアもラインナップされており、
今よりもコンパクトなSUVとなっていました。
一方で2代目からは北米ユーザーの期待に応える形で全車3ナンバー化。
北米での好調なセールスとは反対に国内での販売は低迷します。
3代目は更に大型化。
併せて国内向けは2代目ハリアーの代わりに投入されたヴァンガードという姉妹車も設定。
RAV4のロングボディ仕様との位置付けですが、当時はヴァンガードの方がよく見かけた気がします。
そして4代目では国内仕向の廃止。
大型化と3代目までの販売台数低迷がトドメを刺した形となってしまいました。
一方で2016年には世界販売台数1位となり、グローバル戦略車として揺るぎない地位となりました。
現行の5代目では日本向けも復活。
TNGA-Kプラットフォーム採用で全幅は1855mmまで達しましたが、
好調なセールスを維持し続けています。
また、HEV/PHEVが設定されており豊富なラインナップとなっているのも特徴です。
トヨタ・RAV4の価格
日本仕向は全10グレード展開となっており、
プラグインハイブリッド(PHEV)で1グレード、ハイブリッド(HEV)で4グレード、
ガソリンで5グレードとなっています。
全体的に4WD中心のグレード体系となっており、PHEVは4WDのみ、
HEV/ガソリンはXグレード以外2WDが選択出来なくなっています。
その他、Adventureにオールテレインタイヤなどが装着された特別仕様車が設定されており、
Adventureの20万円高でHEV/ガソリンの最高グレードとなっています。
グレード | 2WD | 4WD (E-Four) | |
---|---|---|---|
PHEV | Z | – | 5,633,000 |
HEV | Adventure “OFFROAD packageII” | – | 4,503,000 |
Adventure | – | 4,303,000 | |
G | – | 4,304,000 | |
X | 3,538,000 | 3,791,000 | |
ガソリン | Adventure “OFFROAD packageII” | – | 3,884,000 |
Adventure | – | 3,684,000 | |
G “Z package” | – | 3,836,000 | |
G | – | 3,666,000 | |
X | 2,938,000 | 3,169,000 |
トヨタ・RAV4のサイズ
全車3ナンバーとなるRAV4ですが、街中での取り回しに困る程のサイズではありません。
一方で全幅は1850mmを僅かに超えており、立体駐車場のパレットに収まらない可能性があります。
全長[mm] | 全幅[mm] | 全高[mm] |
---|---|---|
4600 Adventureのみ4610 | 1855 Adventureのみ1865 | 1695 X/Gグレードのみ1685 |
その他最低地上高が190~200mmとなっており、見た目通り悪路でもある程度は使えそうです。
最小回転半径は5.7m(X/Gグレードのみ5.5m)となっており、このサイズの車としては標準的です。
トヨタ・RAV4の燃費/航続可能距離
悪路走破性も高いRAV4ですが、燃費性能も優秀です。
売れ筋のHEV AdventureグレードではWLTCモードで20.3km/Lをマークしており、
ミドルサイズSUVとしては非常に良い燃費値となっています。
単位:km/L ※[ ]内は4WDの数値 | WLTC | 市街地 | 郊外 | 高速道路 | |
---|---|---|---|---|---|
PHEV | Z | [22.2] | [20.5] | [23.0] | [22.5] |
HEV | Adventure | [20.3] | [17.9] | [22.4] | [20.1] |
G/X | 21.4 [20.6] | 19.4 [18.1] | 23.4 [22.4] | 21.1 [20.7] | |
ガソリン | Adventure G “Z package” | [15.2] | [11.5] | [15.3] | [17.5] |
G/X | 15.8 [15.2] | 11.9 [11.5] | 16.1 [15.5] | 18.1 [17.4] |
航続可能距離はこんなイメージ。
HEV航続可能距離はWLTCモード燃費と燃料タンク容量から計算しています。
プリウスと異なり、PHEVが1番航続可能距離が長いという結果になりました。
EV走行が出来る上にタンク容量がキープされ、1300km以上の航続可能距離をマークしています。
単位:km ※[ ]内は4WDの数値 | 航続可能距離 | EV | HEV/ガソリン | |
---|---|---|---|---|
PHEV | Z/G | [1316] | [95] | [1221] |
HEV | Adventure | [1117] | – | [1117] |
G/X | 1177 [1133] | – | 1177 [1133] | |
ガソリン | Adventure G “Z package” G/X | 869 [836] | – | 869 [836] |